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2026-06-01 09:07:00

SNSの落とし穴

今日は知識というよりは、少し愚痴みたいな話。

最近SNSで経営についてとか、節税について情報発信している人が目立ちます。

税理士さんの場合もあるし、税理士さんじゃない場合も多い。

そして、めちゃくちゃ嘘情報を発信している人も結構います。

 

昔大学の教授から教えてもらった、インターネットで正しい知識を得ようとするのは、

「ゴミの山からお宝を探すようなものだ」という言葉。

インターネット黎明期、嘘を嘘と見抜ける力が必要だ、とよく言われていたけど、

今はそのゴミの質が、当時とは比べものにならないくらいタチの悪いものになっています。

今のSNSは、発信している人のフォロワー数や再生回数が多ければ、

たとえ中身が100%大嘘であっても、それがさも正解であるかのように

経営者のスマホ画面に勝手に流れてくる仕組みだからです。

 

特にタチが悪いのが、「こうすれば税金がゼロになる!」とか

「社会保険料を何百万も浮かせられる!」といった、裏ワザ系の情報です。

彼らは再生回数を稼いで自分のビジネスに誘導できればそれでいいので、

みなさんの会社の未来なんて1ミリも心配していません。

いざ税務調査が入って追徴課税を食らっても、そのSNSのアカウント主は1円も肩代わりしてくれませんし、

責任を取ることも絶対にないんです。

インターネットがゴミの山からお宝を探す場所だった時代はまだマシでした。

今は、お宝のフリをした『爆弾』が、アルゴリズムによってみなさんの元へ勝手に送りつけられてくる時代です。

 

そして、ここからがプロとしてみなさんに一番伝えたい本質です。

仮に、そのSNSで発信されている情報が「合法で、本当に使えるノウハウ」だったとしても、

あなたがその手法を使っていいステージにいるかどうかは、全く別問題です。

以前にもお話しした「よそはよそ、うちはうち」という言葉の通り、

ビジネスに誰にでも当てはまる万能の正解なんて絶対に存在しないと思ってください。

あなたに合った正しい経営の選択肢は、SNSではなく、あなたの会社の試算表からしか絶対に分かりません。

画面の向こうの赤の他人が言っている甘い言葉に振り回されるくらいなら、

今すぐスマホを閉じて、自社の通帳の残高と毎月の試算表を見てください。

そこにある数字が、嘘偽りのない、あなたの会社の現在地です。

そして、真実の数字をじっくり見ながら、ロジカルな戦略をオーダーメイドで組み立てていくのが、僕たち税理士の本当の仕事です。

SNSのタイムラインを眺めて「これってうちでも使えるのかな……」とモヤモヤする時間があるなら、

その画面をそのまま僕に見せて「これ、うちの会社でやったらどうなる?」とぶつけてください。

あなたに合った正解を一緒に考えましょう。

 

Growth(成長の)Side(隣に)。

無責任な情報に振り回されず、一緒に会社を成長させていきましょう。

2026-05-18 09:30:00

よそはよそ、うちはうち

皆さんは経営について相談する相手はいますか?

これって結構な経営者がNoって答えます。

仲間がいないわけじゃない。

経営者仲間もいるし、頼れる役員や従業員もいる。

聞いてくれる人はいっぱいいる。

ではなぜ多くの経営者が相談相手がいないと答えるのか・・・

今回はそんな話。

 

さて、この孤独感の正体はずばり!

「全部話せないから」

そりゃそうですよね。

会社にいくらお金があるのか。

実は資金繰りに窮していること。

手を焼いている困った従業員がいること。

あるいは、取引先とのトラブル・・・

これらすべてを、経営者仲間や従業員にさらけ出せるでしょうか?

仲間には「順調だね」と思われていたいプライドがある。

役員や従業員には、不安を伝えて動揺させたくないという優しさがある。

家族には、家に帰ってまで仕事の心配をさせたくないという気遣いがある。

「話せる相手」はたくさんいても、「全部話せる相手」がいない。

これこそが、経営者が抱える孤独の正体です。

そして、この孤独は経営判断において、非常に大きな「リスク」になるんです。

新しい設備投資をするべきか?

人を雇うべきか?

銀行から借入をするべきか?

するならいくら借りればいいのか?

こうした決断の正解は、会社によって、そして「今の数字」によって、180度変わります。

隣の会社には正解だった投資が、あなたの会社にとっては致命傷になることだってある。

どれだけ信頼している経営者仲間でも、どれだけ慕ってくれる従業員でも、

会社の「財布の中身」と「将来のキャッシュフロー」をすべて把握しているわけではありません。

 内情をすべて話せていない相手からもらうアドバイスは、どんなに親身なものであっても、

今のあなたに合っているかどうかはわからないのです。

「よそはよそ、うちはうち」

経営の舵取りに必要なのは、他社の成功体験ではなく、あなたの会社の「リアルな数字」に基づいた合理的な判断です。

だからこそ、どうせ全部見せる税理士という存在をもっとうまく使ってほしい。

私は、あなたの会社の通帳も、借入の状況も、利益の源泉も、すべてを共有する唯一の「部外者」です。

誰にも言えない本音も、泥臭い数字の悩みも、全部さらけ出してください。

すべてを把握したうえで、あなたの会社の状況にフィットした「次の一手」を一緒に考えることができます。

孤独を一人で背負い込む必要はありません。

その重荷、半分は私が預かります。

「うち」にとっての最善を、一緒に見つけていきましょう。

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