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SNSの落とし穴
今日は知識というよりは、少し愚痴みたいな話。
最近SNSで経営についてとか、節税について情報発信している人が目立ちます。
税理士さんの場合もあるし、税理士さんじゃない場合も多い。
そして、めちゃくちゃ嘘情報を発信している人も結構います。
昔大学の教授から教えてもらった、インターネットで正しい知識を得ようとするのは、
「ゴミの山からお宝を探すようなものだ」という言葉。
インターネット黎明期、嘘を嘘と見抜ける力が必要だ、とよく言われていたけど、
今はそのゴミの質が、当時とは比べものにならないくらいタチの悪いものになっています。
今のSNSは、発信している人のフォロワー数や再生回数が多ければ、
たとえ中身が100%大嘘であっても、それがさも正解であるかのように
経営者のスマホ画面に勝手に流れてくる仕組みだからです。
特にタチが悪いのが、「こうすれば税金がゼロになる!」とか
「社会保険料を何百万も浮かせられる!」といった、裏ワザ系の情報です。
彼らは再生回数を稼いで自分のビジネスに誘導できればそれでいいので、
みなさんの会社の未来なんて1ミリも心配していません。
いざ税務調査が入って追徴課税を食らっても、そのSNSのアカウント主は1円も肩代わりしてくれませんし、
責任を取ることも絶対にないんです。
インターネットがゴミの山からお宝を探す場所だった時代はまだマシでした。
今は、お宝のフリをした『爆弾』が、アルゴリズムによってみなさんの元へ勝手に送りつけられてくる時代です。
そして、ここからがプロとしてみなさんに一番伝えたい本質です。
仮に、そのSNSで発信されている情報が「合法で、本当に使えるノウハウ」だったとしても、
あなたがその手法を使っていいステージにいるかどうかは、全く別問題です。
以前にもお話しした「よそはよそ、うちはうち」という言葉の通り、
ビジネスに誰にでも当てはまる万能の正解なんて絶対に存在しないと思ってください。
あなたに合った正しい経営の選択肢は、SNSではなく、あなたの会社の試算表からしか絶対に分かりません。
画面の向こうの赤の他人が言っている甘い言葉に振り回されるくらいなら、
今すぐスマホを閉じて、自社の通帳の残高と毎月の試算表を見てください。
そこにある数字が、嘘偽りのない、あなたの会社の現在地です。
そして、真実の数字をじっくり見ながら、ロジカルな戦略をオーダーメイドで組み立てていくのが、僕たち税理士の本当の仕事です。
SNSのタイムラインを眺めて「これってうちでも使えるのかな……」とモヤモヤする時間があるなら、
その画面をそのまま僕に見せて「これ、うちの会社でやったらどうなる?」とぶつけてください。
あなたに合った正解を一緒に考えましょう。
Growth(成長の)Side(隣に)。
無責任な情報に振り回されず、一緒に会社を成長させていきましょう。
